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    沼田 上古語父の家 
     完成しました。 
        沼田市は上越国境の武尊山や谷川岳を望む、こんにゃくや果実などの農業が活発に行わ 
     れている地域で, 新潟側の気候が入り込み積雪があります。 
      この家はライトが数多く建てたL字プランのユソニアンハウスの現代沼田版で、外壁に杉赤身 
     合板と杉赤身材のバテンを用いています。 
      この杉赤身合板はセイホク石巻工場製の4プライ12mm杉赤身C+合板です。 杉赤身合板、節の少ないC+合板 
     ともそれぞれは規格としてはあったのですが、自動化されている選別ラインに乗らないためか大変苦労されたようで 
     嫌がっておられるのを随分無理を言って作っていただきました。 
      外装材として使える、期待を上回る素晴らしい出来でした。 
      3mm厚ベニアの等厚4プライ合板は実質3層の合板で繊維方向には従来の5プライ合板よりも剛性が高く 
     単板が厚い分耐候性も高いのではないかと思います。 
      3mmもの厚さの杉材の単板を割れを生じずに剥き取る技術には大変なブレークスルーが必要だった 
     のではないかと思われますが セイホク石巻工場は杉材の合板での使用を本格的に進めていたようです。 
     このような製品の開発は国産材にとって大きな意味を持っていると思います。 
     セイホク石巻工場の震災からの復興を切に願いエールを送りたいと思います。 
       
       完成写真 
       模型 
      工事写真 
      
      
      
      
      
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