カラマツの製材

 

 2月末に倒しておいたカラマツをユンボで敷地から引き出しトラックに載せる。
 ユンボは必需品。伊豆から来る途中、三島のレントで借りて持ってきた。道中のトラックは重いが茅野で借りるより早い。(伊豆縦貫道大仁南から、新東名沼津、富士宮、精進湖経由で中央道甲府南インター、小淵沢へと意外に近い)

  落とした枝や使わない幹は薪にして、薪コンロの燃料に使う。
 広葉樹の太い丸太もあった。ミズキという木らしい。乾燥して家具材や子供の積み木などにも使ってみようと思う。
 

 

 美濃戸口のカクホン産業に運び、耳付きで製材してもらう。不足分の丸太は製材所の在庫をもらうことになった。

 伊豆の作業所に持ち帰り、所定の幅に木取って製材した。
 木目が美しくて節も少ない良材である。

 

 

桟積みし、重しと波板の屋根をかけて乾燥させる。
 木材は生木から使えるようになるまで乾燥させると板巾が3〜4%も小さくなる。松の種類は乾燥させると右ねじ方向に捻じれようとする。これは木の導水管が螺旋状に入っているためである。木材は桟積みして変形を拘束して乾燥すると、変形せずに乾燥させることができる。木口には急な乾燥で割れないようペンキを塗ってある。


 幅広の厚板は乾燥後さらに長押挽き(斜めに挽く)にして下見板に、長方形断面の材は柱や枠材になる。 
 4か月から半年ほどで乾燥が完了し(含水率15%程度)使えるようになるだろう。

 

母の愛犬ジョイ。 この後三島でトラックにつないで買い物している間に行方不明になったが、三島の市役所で保護されていて2週間後に戻ってきた。
 家に置いておけないのでどこに行くにも連れている。毎日トラックの下が居場所。

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