1階の壁フレーミング |
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1階の独立柱の台と取り付け金物を準備する | ||||
この後3/11地震が起こった。道路が波打ち自分のトラックと近くの送電線の鉄塔が踊りまわる。現場は2階の床フレーミングが始まる直前で2階床フレーミングの下ごしらえをしている段階だった。 |
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発生した地震動の性質 2011年東北地方太平洋沖地震で発生した地震動と被害調査速報より(境有紀氏)(04/14 updated) 今回の地震の周期が短かった理由について ----- プレート(板状の岩盤)内部で起きる地震は短周期の地震波が強く出るといわれる。 プレート内の深い地震 短周期の地震波が強く出る 震源がプレート間 長周期の地震波が強く出る
地震波の伝わる速度の違いを利用して、地下の構造を可視化 過去の津波堆積物調査から 将来の巨大津波を予測する。
兵庫耐震工学研究センター E-defence 実物大の破壊試験。建築物がどのように壊れるかがよくわかります
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今回の地震に耐えたからと安心していいわけではない。 気象庁の震度算定法 は周期0.1~1秒の地震動に基づいていて地震の被害を正確にとらていないので改める必要があることがわかっている。 津波をどうかんがえればいいのか。 今後起こる同様の津波を予想して取り挙げていけば太平洋岸の多くの平野部は利用できなくなる。 繰り返し間隔が約500~1000年間の津波は、波高が増幅される湾奥部に対する工夫は別として、避難を主に考えればよいのではないか。過去の津波の履歴と痕跡を調べ上げその結果を社会が共有すべきと思います。 安全という誰もが納得せざるを得ないことを理由にして、責任から逃れようとする社会の風潮があります。 公的な機関の役割とは何かが問われる時代になるだろうと思います。
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いろいろなシーベルト値(佐藤)
自然放射線(世界の平均値) 2.4mSv/年
ヒトの急性被曝における致死線量 8~10Sv
Svシーベルト、mミリ、μマイクロ *記載値の1例、**A~Cを除く
原発に関する情報 元東芝 原子力炉容器設計者 後藤 政志さん 実際設計の現場にいて本質を細部まで全てよく知る人のようです。原子炉格納容器設計者の観点から、福島第一原子力発電所事故の分析を行っている。 田中三彦さん(元日立の技術者)津波ではなくまず地震で壊れている。 原子力資料情報室(CNIC_JAPAN)というweb上の特設局で情報を発信している。 小出裕章さん(京大) 福島はメルトアウト、再臨界している。
エネルギー全般について 世界のエネルギー・環境問題入門 (岐阜大 若井研)
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3/15、3/16、3/21に強い放射線量が計測されているのを見る。 原子力機構http://www.jaea.go.jp/jishin/monitor.pdf 枝野官房長官の発信を見ていたがこういうときはパニック回避に重きが置かれて本当のことは伝わってこないらしいことがよくわかる。直観が予想する通りに、悪い方向にどんどん進行する。容器が壊れるのか?東京も危険になりそうなのかと思ったがここは様子見することにする。 ヨット部の先輩である桑原さんが経営するTJMダイネット(よくお世話になっているインターネット上の建材店)が3/15,16臨時休業にされていて行動の速さに驚いた。社員を大事にされている。 GE製のMarkⅠ型原子炉(何と1960年代の設計)は電源を喪失すると水素爆発を起こすことがわかっているらしい。米国では地震の恐れがない東部にのみ建設されていたが70~80年代に大問題になっていたとのこと。どうやら地震国の日本には不適当なものだったらしい。(NHK教育テレビで報道された。) GEのMarkⅠ型原子炉に関するレポートは暗に日本のMarkⅠ運用に問題があったと指摘しているように見える。 http://www.ge.com/jp/docs/1307504328207_NEI_Report.pdf 夢のエネルギーとして政冶主導で理屈を付け、無理にアメリカから導入したものだったのだろう。 一番大きな問題は、1960年代の設計の原子炉に対しシビアアクシデントに対する検討が国内ではあってはならないこととしてタブー視されていて最近になってようやく検討が始まった段階だったらしいこと。(原子力委員長斑目氏談。正直な人とは思うが驚く。) 東電の後ろにはメーカーである東芝や日立の技術者が大勢いるのだろうが報道に現れない。造船所にいた時に研究用炉設計の応援に行ったことがありました。(モデル化が粗雑で外力の想定が法律で決められたものであるのかS1とかいうこれでいいのかと思われるような小さいものだった印象がありました。主な設計外力は地震ではなく運転の起動停止による温度変化と考えているらしい。1980年代終わりころです。) 心底近づきたくない技術。高い圧力と温度、放射能にさらされ何十年も運転するうちに材料は劣化してきて、配管の応力腐食割れなど想定にないトラブルがいたるところに始終起こるにちがいないし、本当はあらゆる事故が想定されて設計されないといけないのに(古くなった基準を改定できないまま)法律と予算でがんじがらめになっていて規則を守ることが第一義になっていそう。ついていけなさを感じる。誰が修理にいくのか。ベント? 自分がそのような事故に居合わせれば躊躇なく自身を犠牲にするだろうと思うが。そんなものをあやふやなまま自分で納得することなく作り、仕方なく運転していることがどうかしていると思う。
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1Fの独立柱を立てながら、その上に2Fの床梁をとりつける。 |