計画案とモデル

 尾根上の家 


  傾斜のある土地は性格を強く持って
いてそれを活かして面白い特徴のある
設計ができます。
このような建築はわれわれの最も得意と
するところです。

     
 

 

 Hill House

 大きな片流れの屋根の下のダイニングとリビンクに個室が1列に連なっている典型的なユソニアンハウスのプランです。家は丘の頂上に置くのではなく、樹木や岩のように丘の一部になるように造ります。

 

 バルコニーの家

 市街部の家は狭い土地に縦方向に伸びることになりますが、その中でも様々な工夫をほどこして庭をできるだけ大きくとり、家の主要な部分を庭に接するようにして、大地に結びついた生活を実現するようにしています。 また、遠くの地平線を見る屋上テラスを持つことは、都市に住んでいてものびのびとした気分があります。
 このモデルは三鷹の家2として実現されました。 

 


 柿畑の家。

  柿畑に面した細長い土地に立てられるこの家は、I型の単純なプランで、天井の骨組みを露しとすることや建具の工夫などにより、少ない予算でありながら優美でドラマティックな家の実現を可能にしています。
 リビングの吹き抜けに面した2階の子供室と西側に張り出した主寝室はともに大きいテラスを持っています。
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 シェルター

 この小さな建物はアリゾナのタリアセンウェストの砂漠の中で、ライトのユソニアンハウスのスタンダードディテールを用いて、建具に至るまで実際に筆者により建てられました。
 デザートメーソンリーの暖炉の塊を支点として、同じくデザートメーソンリーのカウンターウェイトによってウォッシュ(雨期にだけ流れる川の跡)の上に張り出された梁から、レッドウッドの下見張りのリビング部分がステンレスのロッドで吊り下げられています。

            

           

 

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