外壁のモルタルはそのままに、内壁をはがし軸組が見えるスケルトンにする。
壁と2階床梁下の新しい電気配線と水道配管を行う。

既存の無筋の布基礎の両側に300mm巾の溝を掘りスタイロフォームを用いて逆梁の型枠を建てる。梯子型の配筋を入れてコンクリートを打ち新しい逆梁の基礎を作る。

耐力壁の柱はホールダウン金物で新しく作った逆梁に緊結される。

 

逆梁で囲まれた内側に砂利を入れて圧密しその上に防湿ビニールを敷き詰めた後に断熱材となるスタイロフォームを敷く。

 

逆梁の配筋に継ぐように床スラブの配筋をし、床暖房の床配管をする。

 
逆梁の上にコンクリートを打って120mm厚の床スラブを作り1200おきに目地を切る。新しい床の高さは既存の軸組の土台下端になる。
断熱材を入れ防湿ビニールを壁の室内側に張る。
外壁の内側に構造合板を100mm間隔に打った2x4用のCN50釘で取り付け、耐力壁にする。
奥にはシャワーユニットが設置されている。

ミニキッチン

内付の2重サッシ

コンクリート床表面にはラバークリート(無機質の塗床材)が施工されて柔らかい層が出来、歩行感がよくなっている。

書斎スペース。

写真の右手にある北側の裏庭に向けた掃出し窓を設けた。